●時間預託制度

時間預託制度の概要は別の説明もあります。 
時間預託サービス項目の一覧表

1.愛情とふれあいの論理にもとづき、会員相互のボランティア精神で行う制度であり、
  使用するときと場所でカバーされる限りにおいて利用可能です。

(1)会員それぞれが身に付けたキャリア・特技を交換し合い、コミュニティを深め、在宅ケア支援のボランティア活動を展開するものです。

(2)サービスの必要な会員にサービス出来る特技を提供し、このサービスを提供した活動時間を点数としてNALCに点数預託(貯蓄)しておき、いずれ自分にサービスが必要になったときや、配偶者・両親・子供(但し、介助・介護なしには通常の生活が出来ない子に限る)のために預託した点数(貯蓄)を引き出し、サービスを受けるなど。活用する制度です。
又、「時間預託制度は後期高齢者になってから利用する」というのみでなく、今の時点で「助け合い」活動(犬・猫の餌やり、散歩、留守番、植木の水やり、草取り、相談話し相手など)を活性化して、お互いの「ふれあい」による仲間意識を高めてゆきます。

(3)サービスの提供者は、サービスに対する報酬・謝礼金を一切受け取らないことにします。交通費等経費は受け取ることが出来ます。

(4)会員外でサービスを利用したい時は、必ずNALCに入会しなければなりません。

2.地域活性化のためにも時間預託点数を利用します。  
活動拠点は、企業、商店街、自営業者と話し合い協議の上、時間預託点数を美容、理髪、観劇、物品・食品などの購入、温泉、サウナ、プール、マッサージ、健康アスレチックなどの利用、などなどに対する割引として使用することが出来ます。
 尚、この場合、時間預託点数は、企業、商店街、自営業者よりNALCに寄贈されたものと見なします。

時間預託制度概要

時間預託

会員に対してサービス提供した時間はどんなサービスでも1時間1点として拠点事務所が「時間預託台帳」に記録、それを1ヶ月に1回「時間預託手帳」に転記して会員に渡す。時間預託の引出・利用 自分が困った時、弱った時に利用会員となって何時でも引き出して使える。1時間1点。

預託の譲渡

預託の利用は配偶者、両親と介助・介護なしには通常の生活出来ない子に限る。生存中の会員への譲渡は認めない。

預託の寄付

預託点数は一切金銭に換えない。使用しないで死亡した時は会に寄付する。但し、配偶者、両親、子供(介助・介護なしには通常の生活が出来ない)が申し出てNALCが了承した時にのみ譲渡される。

交通費

サービス提供者の自宅から利用者宅までの実費は利用者が負担する。

預託がない場合の利用

該当拠点は1時間500円程度を目途に利用者から寄付を受けることが出来る。将来、財政が確立できれば廃止する。

時間預託の基本的考え方

無償ボランティアを基本としているので提供者は交通費以外は一切金銭は受領しない。時間預託は「人に尽くした」輝かしい人生の記録として自己評価する。万一の時に使うが、使わないで人生を全うできれば最高の幸せと考える。双方向性の助け合いボランティア(利用者又は提供者になること)である。会員外や特養ホーム等の施設等へのボランティアも行うがこの場合は奉仕活動点数として別途記録する。

拠点設立と全国ネットの利用

全国の主要な地域に拠点を設立中で自分の住む街(拠点)から他の街に移住しても時間預託が使える。又、故郷の年老いた親に対して離れて住む子が自分の預託時間を提供して、他の拠点に親へのサービスを依頼することが出来る。

預託時間の保証

愛情とふれあいの理論に基づき、会員相互のボランティア精神で行う制度であり、「使用するときと場所でカバーされる限りにおいて利用可能」と定款の細則でうたっているとおり、誰かが保証するものでなく、会員全員でその状況を作って行こうという考え。

ボランティア提供登録と事務処理

コーディネーター、電話当番、事務所当番を会員がボランティアで行い、電話でサービスの依頼を受けたり、預託の事務処理を行う。(マニュアルが出来ている)
会員は入会後、拠点にボランティア出来る曜日や時間帯などを登録する。利用依頼者と提供者の結びつきとフォローはコーディネーターが行う。

会費

年間3000円(夫婦の場合二人で3000円)

企業支援制度

企業や商店街が時間預託を評価して、預託時間1点(500円)で商品やサービスの割引利用が出来る。(この場合、預託時間を企業などが買い上げる仕組み:一種の寄付に相当)
現在、時間預託割引又は会員割引・優待がある企業は(本部契約)
レクレーション関連では
   ウインレイクヒルホテル
   ユニトピアささやま
   Wishロング・ライフ・サポート
   国立文楽劇場(大阪)

生活支援関連では
   葬祭の公益社
   ホームセキュリティの(セコム、関電SOS)

 ●時間預託サービス項目の一覧表

大分類 中分類[詳細例]
I.家庭内外の仕事援助ならびに精神的援助

01.住宅修繕[襖・障子の張り替え、網戸張替えなど、雨戸の修理などの小修理][手すりつけ][段差をなくす]
02.庭の手入れ[園芸、草むしり][庭木の剪定・水やり]
03.雪かき、雪下ろし
04.葬祭手伝い[墓参り]
05.話し相手
06.朗読、代筆
07.相談、助言
08.手紙交換
09. その他(犬の散歩・餌やり、猫の餌やり)

II.家事援助

*レスパイト・ケア―含む

*在宅ケア―に携わっている家族に一時的に休息を与えること

21.住宅掃除[部屋掃除、玄関・廊下、風呂、トイレ・洗面所、台所、換気扇、大掃除、その他]
22.洗濯[洗濯、物干し、アイロンかけ、布団干し]
23.縫い[手縫い、ミシン利用など]
24.買い物[徒歩、乗り物利用]
25.食事作り[献立て作成、下拵え、調理、配膳、後片付け]
26.医療機関との連絡[薬取りなど]
27.役所、金融機関などの手続き[行政サービス利用手続き]
28.留守番
29.宿泊を伴う留守番(待機と就寝)
30.その他

III.介助・介護

☆主に身体の接触が少ないもの

41.見守り
42.外出介助[通院介助、所要、散歩][車での送迎]
43.車椅子介助
44.身辺介助[衣類の着脱、シーツ交換]
45.排出介助[トイレ誘導、ポータブルトイレ介助、ベッド介助]
46.理容[爪切り、散髪、洗髪、髭剃り]
47.食事介助
48.送迎
49.その他
IV.子育て支援 産前産後の家事援助、保育園児、幼稚園児、学童の送迎、預かり、世話
V.介助・介護

☆主に身体の接触があるもの
61.身辺介助[体位変換]
62.リハビリ補助
63.入浴介助
64.清拭[部分清拭、全身清拭、部分浴、口腔内清拭]
65. おむつ交換
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